果実袋

果実袋の使い方

各種果実育成袋を取り扱います

当社の果実袋は梨袋、りんご袋、ブドウ袋、桃袋、マンゴー袋、キウイ袋、みかん袋、びわ袋などがあります。目的は風雨等から果実を保護し、肌を綺麗に仕上げることです。 果実袋は特殊撥水加工を行った紙製の商品です。

特色

  • 収穫時まで長期間撥水性を保持できます。
  • 適度に通気性を持たせています。
  • 遮光袋については収穫前に除袋することで素晴しい着色が可能になります。

使用上の注意

  • 使用後は、手をよく洗って下さい。
  • 袋を口にくわえないで下さい。
  • 止金により身体が傷つくことがあります。気を付けて下さい。

保管及び取扱い上の注意

  • 小児の手の届かない所に保管して下さい。
  • 直射日光を避け、冷暗所に保管して下さい。
  • 果実育成用以外の目的に使用しないで下さい。
  • 可燃物ですので、火気に近づけないで下さい。

なし袋の使用法

袋掛けの時期
  • 小袋と大袋、両方掛ける場合
    小袋/落花後20~30日に掛けて下さい。
    大袋/落花後60日前後をめどに掛けて下さい。
  • 大袋のみ掛ける場合
    落花後50日前後をめどに掛けて下さい。
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、果実を袋内中央に入れ、止金のついていない方をすぼめる。 止金を横にたおし、果梗に巻きつけ口元をしっかりしめる。 袋の底をたたいてへこませ、風船状にします。
  • 出来るだけ下向きの乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • なしの育成用以外の目的に使用しないで下さい。

ブドウ袋の使用法

袋掛けの時期
  • 摘粒作業が終わり、果皮色に変化が出た頃掛けて下さい。(水まわり以降)
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、房を袋内中央に入れ、止金のついていない方を すぼめる。 止金を横にたおし、果軸に巻きつけ口元をしっかりしめる。 ※袋掛け後、ブドウ用傘 の併用をお勧めします。
  • 乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • ブドウの育成用以外の目的に使用しないで下さい。

りんご袋(一重袋)の使用法

袋掛けの時期
  • 落花後50日頃、掛けて下さい。(摘果は事前に行って下さい。) また、袋掛けは、晴天日の午前10時頃から午後3時頃までの間が最適です。
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、果実を袋内中央に入れ、果梗を切込みに差し込む。 口元を左側から寄せる。 止金を下から巻きしっかり折る。 袋の底をたたいてへこませ、風船状にする。
  • 乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • りんごの育成用以外の目的に使用しないで下さい。
除袋の時期
  • 早生種(つがるなど) 収穫前10~14日
  • 中生種(千秋・王林など) 収穫前15~20日
  • 晩生種(ふじなど) 収穫前30~40日
  • 注意/除袋は曇天日、または晴天日の午前10時頃から午後3時頃までの間に行って下さい。
除袋の仕方
両手でまん中のミシン目からやぶる。 袋の両端を持ち上げるようにして開き、袋を取り除く。

りんご袋(二重袋)の使用法

袋掛けの時期
  • 落花後50日頃、掛けて下さい。(摘果は事前に行って下さい。) また袋掛けは、晴天日の午前10時頃から午後3時頃までの間が最適です。
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、果実を袋内中央に入れ、果梗を切込みに差し込む。 口元を左側から寄せる。 止金を下から巻きしっかり折る。 袋の底をたたいてへこませ、風船状にする。
  • 乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • りんごの育成用以外の目的に使用しないで下さい。
外袋の除袋の時期
  • 早生種(つがるなど) 収穫前10~14日
  • 中生種(ジョナゴールドなど) 収穫前15~20日
  • 晩生種(ふじなど) 収穫前30~40日
  • 注意/除袋は曇天日、または晴天日の午前10時頃から午後3時頃までの間に行って下さい。
外袋の除袋の仕方
両手でまん中のミシン目からやぶる。 袋の両端を持ち上げるようにして開き、外袋だけを取り除く。
内袋の除袋の時期
  • 内袋の色が青色の場合
    外袋を除袋してから3~5日後に行って下さい
  • 内袋の色がピンク色または赤色の場合
    外袋を除袋してから5~7日後に行って下さい。
  • 注意/除袋は曇天日、または晴天日の午前10時頃から午後3時頃までの間に行って下さい。
内袋の除袋の仕方
内袋を破いて取り除く。

もも袋(V抜き)の使用法

袋掛けの時期
  • 落花後40~50日頃、生理落果が終わったのを確認してから掛けて下さい。
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、果実を袋内中央に入れ、V抜き部に枝を入れる。 止金のついている方を手前にして重ねる。 後ろになっている方(止金のない方)を、止金を包むようにして前へ折る。 止金を向こう側へ折る。
  • 出来るだけ下向きの乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • ももの育成用以外の目的に使用しないで下さい。
除袋の時期
  • 白撥水桃袋は色付きの良い品種では除袋しなくても色つきます。
  • 遮光袋(白ふじソフト、白ふじレッド、P2P、P2Pカラー)は収穫の7~10日前頃、除袋して下さい。

もも袋(Vなし)の使用法

袋掛けの時期
  • 落花後40~50日頃、生理落果が終わったのを確認してから掛けて下さい。
袋の掛け方
あらかじめ袋をふくらませておき、果実を袋内中央に入れ、枝の上で袋の両端を寄せる。 止金でしっかり止める。
  • 出来るだけ下向きの乾いた果実に掛けて下さい。
    (果実がぬれたまま袋掛けすると、病気が発生しやすくなります。)
  • 袋で病害虫を防除することはできません。
    被袋前・後の薬剤散布は行って下さい。
  • 初めて使用する場合は、試し掛けをおすすめします。
  • ももの育成用以外の目的に使用しないで下さい。
除袋の時期
  • 白撥水桃袋は色付きの良い品種では除袋しなくても色つきます。
  • 遮光袋は収穫の7~10日前頃、除袋して下さい。